【年金】60歳以上だと厚生年金保険料を納めても老齢基礎年金に反映されない!?【経過的加算】

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こんばんは。ブログの中の人です(^-^)/

厚生年金保険に加入していれば、厚生年金に加えて自動的に国民年金も貰える!」と普通思いますよね。

もちろん私もそう思っています!実際にそうですから。

ですが例外もあるんです。

60歳以上の人が厚生年金保険に加入して保険料を納めても、その分は国民年金(老齢基礎年金)には反映されないのです!

えっ?じゃあ納め損ですか?

というと、さすがにそれはありません。

経過的加算というものに反映されます。

23歳から61歳まで38年間厚生年金に加入。この人の65歳から受け取れる老齢基礎年金の額は?

Q:23歳から61歳まで38年間厚生年金に加入。この人が65歳から受け取れる老齢基礎年金の額は?

さてこの人の場合、老齢基礎年金はいくらもらえるでしょうか?

厚生年金保険に加入していると、自動的に国民年金にも加入します。ということは「38年納付したので38年分の老齢基礎年金が貰える」でいいのかな?

それが違うのです。

60歳以上で納めた分は対象になりません(泣)

つまり23歳から60歳までの37年間が基礎年金額に反映されます。61歳の分は含めないわけです。

というわけでこの人がもらえる年金額は、

786,500(円)×444(月)÷480(月)≒727,500(円)

となります。

ちなみに年金の計算式ですが、

786,500[満額]×納めた月数÷480月[40年]

です。444月=37年ですね。

※20歳から60歳まで40年間フルに納めると年額で786500円もらえます(2013年10月から778500円:老齢基礎年金の受給要件)。

経過的加算

せっかく38年間保険料を納めたのに。37年分しか基礎年金がもらえないなんてヽ(`Д´)ノウワァァァン!!

・・・という状況にはなりません。

老齢厚生年金の

経過的加算

に反映されます。

経過的加算は厚生年金の制度の一つです。一言で言うと基礎年金の不足分を補う制度です。

年金は65歳になってから支給されますが、60歳から65歳未満までの間は「特別支給の老齢厚生年金」が支給されます。

この「特別支給の老齢厚生年金」は報酬比例部分と定額部分で成り立っています。65歳からは、報酬比例部分は老齢厚生年金に、定額部分は老齢基礎年金に切り替わります。

しかし、老齢基礎年金は定額部分より少なくなることが多いため、年金支給総額が変わらないよう「経過的加算」という制度で差額分を補います。

「経過的加算」には、基礎年金に反映されない20歳未満や60歳以上の厚生年金加入期間が反映されます。

引用:36年加入し60歳で現役、基礎年金に反映する?

詳しく書かれていますがこの通りです。 定額部分やら報酬比例部分やら分かりにくい用語が並んでますが、資格試験でも受けない限り無理に覚える必要はありません。定額部分、報酬比例部分はいずれなくなる制度なので(1966年4月2日以降生まれの人からはこの制度は利用できません)。

あとがき

このパターンは、CFPの老齢基礎年金額の算出の引っ掛け問題でよく出題されます。これは是非とも覚えておきたいですね。

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